コーパス編集部: 今回は、ファイナンシャルプランナー(FP)の中でもかなり珍しい、独立系かつ有料での相談を事業として行っている芳川さんにお話を伺います。よろしくお願いします。
芳川さん: はい、よろしくお願いします。
コーパス編集部: では簡単にプロフィールをお聞きしてもよろしいでしょうか。
芳川さん: 私は現在30代で茨城に住んでおり、いわゆる「独立系の有料相談FP」として活動しています。
コーパス編集部: ありがとうございます。芳川さんのプロフィールは私共の方でも事前に把握しているのですが珍しい経歴をお持ちのようで、以前は医薬品メーカーに就職されていたご経験があり、その後お母様が経営するFP事務所に所属されているということも伺っています。
コーパス編集部: 医薬品メーカーからファイナンシャルプランナー(FP)に転職されたという経歴は、非常に珍しいと思います。元々、どうして医薬品メーカーに入社され、その後FPに転職しようと思ったのですか?
芳川さん: 医薬品メーカーを選んだのは、実は家が近かったからという理由が大きかったんです(笑)。また、中国に1年間留学していた経験もあり、中国との仕事ができる会社を希望していました。その会社は中国にも支店があったので、入社を決めました。しかし、営業の仕事をする中で、早い段階で出世も見えてきたんですが、楽しさを感じられなくなったんです。その時、母が病気を発症したこともあり、事務所を引き継ぐタイミングが重なり、思い切ってFPの世界に飛び込んだんです。
コーパス編集部: なるほど。それが約3年半前のことだったんですね。医薬品メーカーでの経験が、今のFPの仕事に生かされている部分はありますか?
芳川さん: 営業としてお客様と接する経験が、今の仕事にも大きく役立っています。当時はBtoBの営業でしたが、FPとしてもお客様のニーズを聞き、その解決策を提案するという点では共通しています。また、初対面の方と打ち解けるためのアイスブレイクの方法も、今の仕事に生かされていますね。
コーパス編集部: 芳川さんは30代ということで、FP業界では比較的若い方だと思います。業界内でご自身が若手だと感じることはありますか?
芳川さん: そうですね。50代以降が中心の業界ですので、自分が「若手の若手」だと感じることが多いです。そのため、業界内では若手として注目されることが多いですね。
コーパス編集部: 若さが仕事においてメリットやデメリットとして感じられることはありますか?
芳川さん: デメリットとしては、やはり経験や引き出しの少なさを感じます。お客様の中には、「若者に老後の話をしても…」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。一方で、若さがメリットになることもあります。特に若い世代の方々は、同世代のFPに相談しやすいと感じることが多いようです。また、長期的なお付き合いが可能な点も、若いFPの強みだと思います。
コーパス編集部: お客様と接する際に、特に意識していることはありますか?
芳川さん: 特にアイスブレイクは意識しています。お金や相続に関する話は、他人にはあまり話したくない内容ですよね。ですので、まずは信頼関係を築き、お客様が話しやすい雰囲気を作ることを大切にしています。いきなりお金の話を切り出すのではなく、リラックスした会話を心がけています。
コーパス編集部: お客様が話しやすい雰囲気作りが大切なんですね。お客様との会話で印象に残っているエピソードがあれば教えてください。
芳川さん: 大手出版社を経営しているお客様の相談が印象に残っています。彼は1億2千万円の土地を購入して、合計で2億の予算で家を建てたいという大きな夢を持っていました。一緒にビジネスプランを考えながらサポートすることが非常に楽しかったです。夢の実現を手助けできるのは、やりがいのある仕事だと感じます。
コーパス編集部: FPの役割はライフプランの作成や運用のサポートというイメージがありますが、ビジネスの相談にまで対応できるものなんですね。
芳川さん: そうですね。個人の財務状況を見ながら、事業計画も一緒に立てることができます。税理士や行政書士など、他の専門家との連携も含め、FPはお客様の中心的な存在として、様々な分野でサポートできる仕事だと思っています。
コーパス編集部: 最後に、芳川さんのお仕事に対する理念やモットーについてお聞かせください。
芳川さん: 私は「お客様を応援する応援団長」でありたいと思っています。FPの仕事は単に運用やライフプランの作成だけではなく、その人の人生全体を応援することだと思っています。時にはお金以外の面でのサポートも行い、その方の夢や目標を応援する。それが私のモットーです。
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